・日程 11月13日(水)1930-2100(Zoom)
・第2回VOJオンライン講座のゲストは、バレーボール公式球で有名な「MIKASA」の、スポーツ用品本部商品開発部課長・大土 俊文(おおどとしふみ) 氏と、総務部総務人事グループ・森田祐未(もりたゆみ)氏。
・まず森田さんから、MIKASAという会社の歴史や概要についてご説明を頂きました。
MIKASAは大正時代に創業された老舗企業であり、スポーツ用品に限らず工業用製品も幅広く製造するメーカーで、世界各国に拠点を展開している旨のご説明を頂き、その歴史の長さと規模の大きさを改めて認識しました。さすがの世界ブランドです。
そしてそのブランド力を支えるのが、ボールひとつひとつに施された先端技術と工数の多さ。このボール作りに関しては、開発部課長の大戸さんからたくさんの資料をもとに丁寧にご説明頂きました。
インドア/ビーチバレーボールがいかにして三層構造になっているか。また、それぞれの層が原料からどのようにして生成され、形成されていくか。バレーボールオリンピアンと言えども、どの内容も恐らく初めて聞くお話が多かったのではないでしょうか。
最終工程に至ってもとても丁寧に仕上げ~検査が施され、ようやくボールがひとつ完成するまでの全工程を説明いただき、当たり前の様に使っている製品に隠されたクオリティに今更ながら深く感銘を受けました。
・MIKASAのお二方は、本社ショールームから中継でお話をして下さいましたが、その素晴らしい ショー ルームに飾られていた歴代のボールに、VOJ理事の江上さん、大竹さんのサインがされていて、これにはご当人もビックリ。ご両名とも、ショールームに飾られるようなボールに自分のサインある事に「光栄です」との感想を口にされていました。
・講演後の質疑応答では、ボールカラーの変遷の理由や、表皮の張られ方の変遷の理由、モデルチェンジのタイミングやボールデザイン決定時の合議の方法などについて、参加者のVOJ会員から積極的に質問が飛び交いました。MIKASAの大土さん森田さんなは最後まで真摯にご説明を頂き、参加者一同理解をより深くすることができました。
・大土さん、森田さん、この度は誠にありがとうございました。